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遅れましたが第三話のTIPSです。
最近寒くなりましたが皆様健康に気をつけ、パソコンしているときは暖房を付けてください。
地球温暖化には優しくありませんけれども。

あの水鉄砲勝負から数日がたった。
その日はあいにくの雨だった。
丁度私とにーにーは定期の検査でねーねーが付き添い出来ていた。
梨花はもうじきある奉納演舞の練習だった。
早く終わった私は買い物をするということで先に帰った。
実際は二人の邪魔をしたくなかっただけ。
それに居場所がなかったから。
さっさと買い物を済ませて家に帰ろうとした時雨が襲った。
近くに丁度在った使われていない小屋で雨宿りすることにした。
強くなる雨音の中、足音がしたためそちらを振り向いた。
すると傘も差さず何時もの服装で歩く圭一さんの姿があった。
少し嬉しそうな表情さえしていた。
でもとても寂しそうな表情も伺えた。
水も滴るいい男とはよく言ったものだ。
あまりにも綺麗なその姿に見とれてしまった。
「って圭一さん!! なにをしているんでございまして」
私が叫ぶとゆっくりと私のほうを向き今更気付きましたって感じで顔を見た。
「礼奈? いや沙都子か」
最初は嬉しくでも最後は悲しく言った。
「私だと嫌でして。それよりも早く此方に来なさって。風邪を引いてしまいますわよ」
だけど圭一さんは立ち止まったまま動こうとしなかった。
それどころか聞き返してきた。
「どうして?」
「どうしてってこんな雨を浴びたら誰だって風邪を引いてしまいますわよ」
「そうか。俺としてはシャワーを浴びているようなものなんだがな。それに雨っていいじゃないか」
「雨が良い? どういう意味でございまして」
「全てを洗い流してくれる。傷も汚れも穢れも全て」
「そういいながら洗い流してくれないものでもありそうな表情ですね」
圭一さんは驚いた表情を浮かべた。そして笑った。
どちらも初めてみる表情で見とれてしまった。
「本当鈍感なんだか鋭いのか分からないな沙都子は。そこが可愛いんだけどよ」
「私が可愛い?」
「ああ、可愛いぜ。あいつくらい・・・・・・って沙都子お前何小屋から出ているんだ。風邪引くだろ」
どの口がそんなことをいっているんでして
すこし怒った口調で言ったが確かにこのままでは風邪を引く。
だから私は小屋に戻った。今度は圭一さんをつれて。
「確かにぬれすぎましたわ」
「そうだな」
「これも圭一さんの所為ですわ」
「そうだな。火でもたくか」
そういって圭一さんは落ちていた材木を広いポケットから出したライターで火をつけた。
「ライターなんか持ち歩いているんですの」
「ああ。たまに吸いたくなったとき・・・・・・冗談だ」
「もう吸っていないでしょうね」
「あれだけ怒られて吸っている俺じゃねえよ」
以前といっても彼が此処に来てまだ馴染んでいない頃。
私は部活がなかったので一人で帰っていた。梨花は用事らしい。
そのとき柄の悪いお兄さんがたに囲まれてしまった。
周りは私を見て見ぬ振りをした。これが違う誰かなら団結の力で助けるだろう。
でも私達は違うこの頃はまだ。
まわりを大きな男4,5人に囲まれて私は怖くて泣いてしまった。
そのときだった。
圭一さんが駆けつけてくれたのは。
戦いは一方的だった。10秒もかからなかっただろう。
男達は誰一人立つことすらできなかった。
そして圭一さんはあほらしいといいながら煙草に火をつけて去ろうとしていた。
そこを私が怒ったのだ。
猛烈な勢いで10分ほど。騒ぎで駆けつけた警察が来るまでですが。
それ以来結構私と圭一さんは仲がよくなった。
確かに魅音さんは圭一さんに近い位置に居る。
でも友情は私のほうが上だと思う。
「どうした沙都子黙りこくって、俺に惚れたか」
・・・・・・
私の沈黙を肯定ととったようで圭一さんは少し意味深な顔をして答えた。
「俺さ初恋の人がいるんだ」
「いきなり何の話でございまして」
「恋の勉強だ。悟史と詩音のバカップルを見ているとお前が勘違いしてしまいそうだからな」
「そうですの」
「それでな、俺の初恋は気付いたのは12歳ごろだったな。お前と同じ年だ。その人にあったのは7年も前なのに。でもなそれは悟史と詩音とは違う恋なんだ」
「どういう意味でして」
「憧れの恋なんだ。憧る心が作った幻の恋ってことだ。それでも好きだったな」
「まるで好きに種類があるような言い方でして」
「ああ種類があるぜ。仲間に対する隙と一人の異性に対する好きは違う」
「そうですの」
「お前の俺に対する感情は悟史に対する好きと同じだ」
「つまり勘違いといいたいのでございますか」
「ああ」
「勘違いしているのは圭一さんのほうでして、私貴方のことなんかこれぽっちも思っていませんから」
すると圭一さんは悲しそうな表情を見せた。
「どうしたのでございmすか」
「すまん。ちょっとな好きな奴のことを思い出して」
多分一人に対する好きの人だということは分かった。
多分向こうに残してきたのだろう。・・・・・・いや違う
「圭一さんのその好きは私の圭一さんへの友ねーねーのにーにーへのとも違いまして」
「そうだな。正解だえらいぞ沙都子」
彼は手を伸ばそうとして止めた。
「やっぱり触れないのでございまして」
「・・・・・・気付いてたか」
「圭一さんは誰にも接触したことがないでございましょう。この前だって梨花を助けれたのに放置した」
「触れたら壊すから俺は」
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